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「高齢化で増える医療・介護」で苦労するのは実は東京

エコノミスト編集部

 「人口減・高齢化」は日本の最大の課題とされる。確かに、人口動態は長期的かつ確実な予測が可能だ。だが、その見方は既成概念にとらわれていないか。週刊エコノミスト5月1・8日合併号の特集「人口の通説を疑え」よりお届けする。

人口の議論は「率」よりも「絶対数」

 「全都道府県で2045年に高齢化率が30%超」「総人口は東京都以外で減少」──。3月末に国立社会保障・人口問題研究所が公表した最新の地域別将来推計人口を、新聞各紙はこんなふうに報じた。

 人口予測が取りざたされる際は、たいていこのように「高齢化率の上昇」「総人口の減少」がセットになって…

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エコノミスト編集部

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藤枝克治編集長率いる経済分野を中心として取材、編集するチーム。経済だけでなく社会、外交も含め幅広く取材する記者の集団であり、各界の専門家にコラムや情報提供を依頼する編集者の集団でもある。