フォルクス・ワーゲン(VW)が1940年代に開発・市販したビートル形の第1期モデル車「タイプ60」=1990年7月9日撮影
フォルクス・ワーゲン(VW)が1940年代に開発・市販したビートル形の第1期モデル車「タイプ60」=1990年7月9日撮影

IT・テクノロジー知っておきたい電気自動車

倉庫で眠るビンテージカーがよみがえる「改造EV」

村沢義久 / 環境経営コンサルタント

 日本にも新規参入の電気自動車(EV)ベンチャーが現れているが、筆者が特に期待するのは既存のガソリン車からエンジンとガソリンタンクを取り外し、代わりにモーターとバッテリーを積み込んで作る「コンバート(改造)EV」だ。

 2017年9月、日産が新型「リーフ」のスペックを発表した日、「メッサーシュミットKR200」のコンバートEVが納車された。元の車は、飛行機のようなボディーに2サイクルエンジンを載せた前後2人乗りの三輪車(前方2輪後方1輪)。

 60年も前にドイツで作られた歴史的な車で、部品の調達が難しく、長年倉庫の片隅に置かれていたものだ。…

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村沢義久

村沢義久

環境経営コンサルタント

1948年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修了。スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得後、米コンサルタント大手、べイン・アンド・カンパニーに入社。その後、ゴールドマン・サックス証券バイス・プレジデント(M&A担当)、東京大学特任教授、立命館大学大学院客員教授などを歴任。現在の活動の中心は太陽光発電と電気自動車の推進。