中国・福建省平潭島にたてられた看板。「両岸(中台)は一つの家族です。共に中国の夢を」と書かれている=2017年10月3日、河津啓介撮影
中国・福建省平潭島にたてられた看板。「両岸(中台)は一つの家族です。共に中国の夢を」と書かれている=2017年10月3日、河津啓介撮影

グローバル世界透視術

米軍元幹部「台湾併合2029年までに」論の現実味

金子秀敏 / 毎日新聞客員編集委員

 米下院情報委員会で中国の軍備拡張に関する公聴会が5月17日開かれた。この日出席した第7艦隊の元情報幹部がこう予言した─-「北京の指導者は2020年から10年間、台湾武力攻撃の引き金を引かせてくれという、日々高まる軍からの圧力に直面することになるだろう」。

 アジアで「今、そこにある危機」は、朝鮮半島というより台湾海峡にあるというわけだ。6月12日、シンガポールの米朝首脳会談が成功してもアジアに平和は訪れないことになる。ほんとうだろうか。

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金子秀敏

金子秀敏

毎日新聞客員編集委員

1948年、東京都生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。73年毎日新聞社に入社。横浜支局、政治部、北京支局、外信部副部長、香港支局長を経て、論説副委員長、論説室専門編集委員を歴任した。2014年から現職。中国や周辺各国の動向を日々チェックし、複雑な国際情勢のウラのウラを読む。

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