金融庁=2014年6月、根岸基弘撮影
金融庁=2014年6月、根岸基弘撮影

マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

「経営苦の地銀」いま社外取締役が果たすべき役割とは

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 地域金融機関の経営が厳しさを増すなかで、金融庁は、地方銀行の取締役会などのあり方、ガバナンスの発揮に疑問を呈し始めている。厳しい経営環境を踏まえた経営戦略、経営改革が明確にならないことに対する金融庁のいら立ちをみることもできよう。

 地銀のほとんどは、東証に株式を上場している。一方、第二地銀の前身だった旧相互銀行は非上場のところも多かったが、当時の大蔵省が進めた普通銀行への転換政策のもとで、そのほとんどが株式上場を果たした。

 金融庁・東京証券取引所が近年導入したコーポレートガバナンス・コードでは、上場企業はガバナンス機能の…

この記事は有料記事です。

残り1181文字(全文1445文字)

浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

イチ押しコラム

知ってトクするモバイルライフ
プライバシー重視の方針を打ち出すアップル。開発者向け会議でもプライバシーに関してはたびたび言及される(写真は2018年6月のアップルの年次開発会議<WWDC>)

アップルが「GAFA」一括りにされるのを嫌がる理由

 総務省は、電気通信事業法の「通信の秘密」の規定を、巨大なプラットフォームを持つ海外のIT企業にも域外適用する方向で検討を進めてい…

ニッポン金融ウラの裏
 

キャッシュレス化20%「日本は遅れてる」はホント?

 「デジタルマネー」が引き続きホットな話題となっている。政府が推進するキャッシュレス化社会の流れに沿った議論だ。だが、さまざまな官…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ユジノサハリンスク市街でのイベントにいた着ぐるみ。ちょっと不気味なところがロシア的?(写真は筆者撮影)

サハリン「ユジノサハリンスク」旧樺太の地の今は

 ◇ロシア・ユジノサハリンスク編(1) ロシア・サハリン州の、州都ユジノサハリンスク(日本語にすれば「南サハリン市」)。成田空港か…

職場のトラブルどう防ぐ?
 

転職する27歳男性が驚いた「最後の給与」の手取り額

 A太さん(27)は4年間勤務した会社を3月末に退職し、4月から新しい会社に転職して1人暮らしを始めます。転職は大学の先輩に誘われ…

メディア万華鏡
 

「準強制性交」の罪名に感じる司法の“男性バイアス”

 「薬飲ませ女性暴行の疑い 昭和大の医師2人、容疑否認」「田畑毅議員が辞職願 衆院に提出 女性とトラブル」「新井浩文被告 500万…