日産「リーフ」=2017年10月25日、東京モーターショーで
日産「リーフ」=2017年10月25日、東京モーターショーで

IT・テクノロジー知っておきたい電気自動車

「どこまでも走る電気自動車」は将来的に実現するか

村沢義久 / 環境経営コンサルタント

 電気自動車(EV)の弱点は航続距離が短いことだが、もう一つの重大な弱点は充電に時間がかかること。日産自動車「リーフ」の場合、家庭用200ボルト電源だと8時間、「急速充電器」でも30分程度かかる。ガソリン車の給油時間が5分もかからないことを考えると、とても「急速」などと呼べるものではない。

 しかし、素早く電気を補充する方法がある。それが、「電池交換方式」だ。この方式を導入したのがテスラだ。2013年6月、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が壇上で、約1分半で「モデルS」の電池を交換してみせた。

 テスラは電池交換ステーションを何基か設置したが、筆者は「これは普及しない」と思った。テスラだけでは…

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村沢義久

村沢義久

環境経営コンサルタント

1948年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修了。スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得後、米コンサルタント大手、べイン・アンド・カンパニーに入社。その後、ゴールドマン・サックス証券バイス・プレジデント(M&A担当)、東京大学特任教授、立命館大学大学院客員教授などを歴任。現在の活動の中心は太陽光発電と電気自動車の推進。