首都ディリの海岸から北を見る。赤道近くの海は波が静か。遠くに見えるアタウロ島も東ティモール(写真は筆者撮影)
首都ディリの海岸から北を見る。赤道近くの海は波が静か。遠くに見えるアタウロ島も東ティモール(写真は筆者撮影)

グローバル藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

独立から16年「東ティモール」へ興味津々行ってみる

藻谷浩介 / 地域エコノミスト

東ティモール編(1)

 東南アジア11カ国で、ブルネイの次に小さな東ティモール。1万3000以上の島々が東西幅5000キロ以上にわたって散らばるインドネシアの、南東隅にあるティモール島の、そのまた東半分だけが、多年の独立運動の末にインドネシアの支配を脱したのは2002年だった。いまはどんな状況になっているのか。そして、人口2億6000万人(世界4位)のインドネシアに囲まれた、人口120万人の小国の存立基盤とは何なのか。

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藻谷浩介

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外95カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。