海外特派員リポート

「中東vs米シェール」原油価格主導権争いの現場を見た

清水憲司・毎日新聞経済部記者
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シェールオイルを採掘するため、地中に水や薬剤を注入する現場=米中西部ノースダコタ州ウィリストン近郊で2018年6月、清水憲司撮影
シェールオイルを採掘するため、地中に水や薬剤を注入する現場=米中西部ノースダコタ州ウィリストン近郊で2018年6月、清水憲司撮影

 原油価格の上昇を受け、米国のシェールオイル産地が再び活況に沸いている。数年前の価格急落で米シェール関連企業は経営破綻が相次いだが、生き残った企業はコストを削減し、価格競争力を高めた。一方、トランプ米大統領が6月末、サウジアラビアに増産を要請した。こうした動きも含め、価格決定の主導権をめぐる中東と米シェールの争いは新たな局面を迎えている。

 シェールオイルの主要産地の一つ、米中西部ノースダコタ州ウィリストン。採掘関連企業で働くルイス・ビー…

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清水憲司

毎日新聞経済部記者

 1975年、宮城県生まれ。高校時代まで長野県で過ごし、東京大学文学部を卒業後、99年毎日新聞社に入社。前橋支局を経て、東京経済部で流通・商社、金融庁、財務省、日銀、エネルギー・東京電力などを担当した。2014~18年には北米総局(ワシントン)で、米国経済や企業動向のほか、通商問題などオバマ、トランプ両政権の経済政策を取材した。