工場跡地を再開発し複合施設が整備されたJR尼崎駅北口
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くらしマンション・住宅最前線

関西“本当に住みやすい街”No.1「尼崎」の理由

櫻井幸雄 / 住宅ジャーナリスト

 住宅ローン専門金融会社「アルヒ」が主催する「本当に住みやすい街大賞in関西 2018」が7月10日発表された。昨年12月に首都圏で行った「本当に住みやすい街大賞(大賞は南阿佐ケ谷=昨年12月14日本欄で既報)」の関西版にあたる。

「ちょっと外した印象」のランキング

 今回1位になったのは「尼崎(JR神戸線)」。10位の「緑橋(大阪メトロ中央線)」までの街名には、学園都市、桂川、山田など、首都圏の人にはなじみの薄い名前が並ぶ。全国的に有名な芦屋も梅田もランクインしていない。その代わりに入っている「山田って、どこ?」が率直な印象だろう。実際、今回のランキングは関西の人にとっても“ちょっと外した印象”の街名が並ぶ。その理由を、審査委員長を務めた私から説明したい。

 「本当に住みやすい街大賞」は昨年始まった表彰だ。「住みたいけれど住めない街」ではなく、実際に家を新…

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櫻井幸雄

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。