実家の向かい側の山で土砂崩れが起き、斜面は泥と流木とがれきで埋まっていた=7月13日筆者撮影
実家の向かい側の山で土砂崩れが起き、斜面は泥と流木とがれきで埋まっていた=7月13日筆者撮影

社会・カルチャーニュースをウラ読み

「目の前は泥の海」豪雨で被災した呉市の実家周辺

位川一郎 / 毎日新聞紙面審査委員

 私事になりますが、西日本豪雨で広島県呉市にある実家の集落が被災しました。今回は連載コラム「ニュースをウラ読み」を離れて、帰省した際に見てきたことを書きます。

 瀬戸内海に面した呉市。その東端にある安浦町の、中心部から数キロ山あいに入った数十世帯の中畑地区が私の古里です。ここで、7月6日から7日にかけて多数の土砂崩れが発生しました。1人暮らしの84歳の母は無事でしたが、数百メートル離れたご近所では家屋が流され1人が亡くなりました。

 集落に通じる県道が寸断されたため、数日間は孤立状態でした。何とか車が通れるようになったと聞いて帰省…

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位川一郎

位川一郎

毎日新聞紙面審査委員

 1957年広島県生まれ。東京大経卒。81年埼玉新聞社入社。88年毎日新聞社入社。水戸支局、経済部、総合メディア事業局、地方部などを経て、2004~10年経済部編集委員。国土交通省、農水省、総務省などを担当し、ライブドア騒動、米国産牛肉の輸入再開、公共事業問題などを取材。13年から現職。