ベイルート市街西端のビーチを望む道で花を売り歩く姉弟。リゾート気分から現実に引き戻された(写真は筆者撮影)
ベイルート市街西端のビーチを望む道で花を売り歩く姉弟。リゾート気分から現実に引き戻された(写真は筆者撮影)

グローバル藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

ベイルート 美しい街と海の裏にある内戦と難民の傷痕

藻谷浩介 / 地域エコノミスト

レバノン・ベイルート編(2)

 日本語のガイドブックが出ていない数少ない国・レバノン。だが飛行機も飛び、渡航自粛勧告も出ていないということで、腰軽く訪れてみた首都ベイルート。アラビア語とアラビア文字の国にもかかわらず、旧市街の瀟洒(しょうしゃ)なたたずまいは、北イタリアのようだった。2月末だが燦々(さんさん)と照る地中海の陽光を浴びて、ご機嫌な気分で散策に出かける。

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藻谷浩介

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外95カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。

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