くらし人生に必要な「おカネの設計」

資産運用のリスク許容度を判断する数字「360」

岩城みずほ / ファイナンシャルプランナー

 老後生活の資金をためていくには、預貯金だけでなく運用や投資をしていくことも大切です。ただ運用や投資では、お金が増えることもあれば、減ることもあります。リスクがあるのです。こうしたリスクのある商品をどれくらい持てるのかを判断できるのが「360」という数字です。今回は、その方法を見ていきましょう。

運用したい夫、絶対反対の妻

 私のところに資産運用の相談に来た会社員のA太さん(36)は、共働きの妻B代さん(36)と、4歳と1歳の子供の4人家族です。「基本公式」で計算した「必要貯蓄率」は24.6%でした。今の手取り年収は、夫婦合わせて約600万円で、年147万6000円(月12万3000円)を貯蓄していけば、今後、2人の子供の学費(各500万円)と住宅購入の頭金500万円をためながら、老後資金にも備えられます。

 現在、貯蓄が約300万円あり、A太さんは、株式を積み立てたいと希望しています。しかし、B代さんから…

この記事は有料記事です。

残り1479文字(全文1885文字)

岩城みずほ

岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスベネフィット代表。NHK松山放送局を経て、フリーアナウンサーとして14年活動。その後セミナー講師、生命保険会社を経て2009年に独立。個人相談のほか、貯めると増やすの車座の会「C(貯蓄)リーグ」、良質なマネーの勉強会「サムライズ」主催。著書に「人生にお金はいくら必要か」(山崎元氏と共著・東洋経済新報社)などがある。

イチ押しコラム

メディア万華鏡
新潮45(10月号)

杉田論文批判に反論特集を組んだ新潮45は炎上商法か

 杉田水脈衆院議員が性的少数者(LGBTなど)を「生産性がない」と差別する寄稿を8月号で載せた月刊誌「新潮45」が、1号をおいた1…

ニッポン金融ウラの裏

外国人労働者の送金ニーズと「銀行不要論」の密な関係

 労働人口の減少を背景に、国内のさまざまな産業で外国人労働者への依存度が高まっている。そうした外国人労働者にとって、稼いだ給料を家…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
バルパライソ名物のアセンソール(屋外エレベーター)片道15円ほどの気軽な乗り物(写真は筆者撮影)

チリ・バルパライソ 壁画の街で過ごした魅惑の時間

 ◇チリ・サンティアゴとバルパライソ編(4) 2017年3月初旬。飛行機の予約ミスで生じた空き時間に、チリ・サンティアゴから日帰り…

知ってトクするモバイルライフ
iPhone XS、XSマックスと同じく9月21日に発売されたアップルウオッチ「シリーズ4」

アップルウオッチ4「大画面で薄く進化」緊急通報も

 アップルウオッチの4世代目となる「シリーズ4」が9月21日、iPhone XS、XSマックスと同時に発売された。「シリーズ3」か…

職場のトラブルどう防ぐ?

パートの休憩問題で「労基署から指導」管理部長の窮地

 A雄さん(48)は、従業員数約230人の食品スーパーの管理部長です。ある店舗のパート従業員の休憩時間について労働基準監督署から是…