全人代が行われる人民大会堂=2018年3月17日、林哲平撮影
全人代が行われる人民大会堂=2018年3月17日、林哲平撮影

グローバルWorld Watch(ワールド・ウオッチ)

貿易交渉のヤマ場を控え“真夏”の中国 党内外の動き

金子秀敏 / 毎日新聞客員編集委員

 7月中旬、中国のインターネット上に習近平国家主席の失脚を示唆する怪情報が流れ、SNSなどで広まった。習氏が中東、アフリカ外遊へ出発する数日前だった。

 その内容は、江沢民、胡錦濤両氏ら中国共産党の長老40人が連名で習氏に個人崇拝を自己批判するよう求める意見書を党中央に提出し、8月前半に河北省の保養地、北戴河(ほくたいが)で党中央政治局が開く非公開会議で習氏退陣が決まるというものだった。

 ネット上では「一号休息、大海領軍、2022春暖花開」という書き込みも拡散。通常は毎月1日が休日であ…

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金子秀敏

金子秀敏

毎日新聞客員編集委員

1948年、東京都生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。73年毎日新聞社に入社。横浜支局、政治部、北京支局、外信部副部長、香港支局長を経て、論説副委員長、論説室専門編集委員を歴任した。2014年から現職。中国や周辺各国の動向を日々チェックし、複雑な国際情勢のウラのウラを読む。