
お盆休みを控えた8月9日、スズキ、マツダ、ヤマハ発動機の3社が東京都内で相次いで緊急記者会見を行った。SUBARU(スバル)、日産自動車で車の排ガス検査の不正が見つかり、国土交通省が1カ月前に他の自動車・二輪車メーカーを対象に調査を指示した。調査の結果、この3社が「クロ」だったのだ。
スバル、日産では検査員が検査データを改ざんしていたが、今回の3社は改ざんは見つかっておらず、「検査中に車の速度が基準を外れていた」ものだ。本来なら検査データを無効とし、再検査して正しいデータを出す必要があるのに、再検査をしていなかった。
これは道路運送車両法に基づく国土交通省の告示に違反する。スズキは鈴木俊宏社長、マツダは菖蒲田清孝専…
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編集部
長く経済分野を取材してきた今沢真・毎日新聞論説委員を編集長にベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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