韓国の三つの放送局と三つの銀行のコンピューターシステムが2013年3月20日午後2時ごろ、サイバー攻撃により一斉に停止し、再起動できなくなった。銀行の現金自動受払機(ATM)が使えなくなり、放送局は手作業による放送を余儀なくされた。
被害を受けた銀行の一つでは、当初ATMの47%がダウンしたという。翌日午前6時になって、ようやくATMの78%が正常に機能するようになった。別の銀行では、2時間にわたりシステムがダウンし、インターネットバンキングやATMが使えなくなってしまった。
放送局は3局とも放送を続けることはできた。被害を受けた放送局の一つは、コンピューターやネットワークがまひしたため、社員の個人ノートパソコンや携帯電話を使って業務を続けた。別の放送局では、ニュース原稿の作成や編集を手作業で行ったという。
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