藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

かつて「壁」で分断されたベルリンは人工的な街の造り

藻谷浩介・地域エコノミスト
  • 文字
  • 印刷
ドイツ帝国時代に建設されたブランデンブルク門。ベルリンの盛衰を見つめてきた(写真は筆者撮影)
ドイツ帝国時代に建設されたブランデンブルク門。ベルリンの盛衰を見つめてきた(写真は筆者撮影)

ドイツ・ベルリン編(1)

 欧州最大の経済大国ドイツの首都でありながら行く機会に乏しく、ロンドンやパリに続く大都会でありながら、うわさを聞く機会も少ないベルリン。ベルリンの壁が存在したのは28年間であり、その崩壊からもうそれ以上の時間が過ぎたのだが、傷はまだ癒えていないのだろうか? 28年ぶりの訪問でみた様変わりと、消されない記憶。

この記事は有料記事です。

残り3095文字(全文3261文字)

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。