藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

ケープタウンを探索 カラフルな街並み“意外に安全”

藻谷浩介・地域エコノミスト
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アフリカの服やクラフトを売る店が150店も並ぶ「ウォーターシェッド」でエスワティニ(旧スワジランド)の手作り品を売っていた黒人と白人のコンビ(写真は筆者撮影)
アフリカの服やクラフトを売る店が150店も並ぶ「ウォーターシェッド」でエスワティニ(旧スワジランド)の手作り品を売っていた黒人と白人のコンビ(写真は筆者撮影)

南アフリカ編(2)

 シンガポールとヨハネスブルクで乗り換え、羽田から24時間少々かけてたどりついた、南アフリカ共和国のケープタウン。都心の北西に取っていた宿は豪華マンションの一室を使った、寝室二つにリビングもある民泊施設だった。少し体を休めた後、ホテルの周辺からウオーターフロント地区までを探検する。

テーブルマウンテンは残念ながら見えず

 ケープタウン名物といえば、市街の背後にそそり立つ、標高1087メートルのテーブルマウンテンだろう。しかるに今日の天気はぼそぼそした雨で、一帯は低い雲に覆われ、山体はまったく見えない。

 だが8月初旬(北半球の2月初旬に当たる)にもかかわらず、日本の菜種梅雨という感じの湿気と気温で寒く…

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藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。