FRBはどのような判断をするのか
FRBはどのような判断をするのか

政治・経済熊野英生の「けいざい新発見」

パウエルFRB議長の19年金融政策の「本音」を読む

熊野英生 / 第一生命経済研究所 首席エコノミスト

 昨年末の米国の株価は、文字通り乱高下した。投資家が弱気になったり、強気に変わったりしたからだ。

 2019年の初めも、それを象徴する経済統計データが発表された。18年12月のISM(米サプライ管理協会)製造業景気指数は急落。スマートフォンの販売が芳しくない。トランプ大統領の対中制裁関税が効いてきたからだろう。反対に、12月の雇用統計は、前月比31万人増という著しい増加であった。クリスマス商戦の好況を裏付けるものだ。筆者もデータを見て、米国経済は好調なのか不調なのか、大いに迷う。

この記事は有料記事です。

残り1211文字(全文1452文字)

熊野英生

熊野英生

第一生命経済研究所 首席エコノミスト

1967年山口県生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。90年、日本銀行入行。調査統計局などを経て、2000年、第一生命経済研究所入社。11年4月から現職。専門は金融政策、財政政策、金融市場、経済統計。

イチ押しコラム

職場のトラブルどう防ぐ?
 

働き方改革のしわ寄せ?「収入半減」パート女性の嘆き

 A実さん(55)は、チェーン展開する自宅近くのクリーニング店で受付のパートとして働いています。昨年「働き方改革」への対応で店舗に…

メディア万華鏡
婚約が内定、記者会見される秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さん=東京都港区の赤坂東邸で2017年9月3日、代表撮影

「開かれた皇室」が生んだ?小室さんスキャンダル報道

 ガソリン、投下しちゃった。秋篠宮家の長女眞子さま(27)との婚約が延期となっている米国留学中の小室圭さん(27)が1月22日、母…

知ってトクするモバイルライフ
第2弾の100億円還元キャンペーンを発表するペイペイの中山一郎社長=東京都千代田区で、今村茜撮影

ペイペイ再び「100億円キャンペーン」は小粒に還元

 ソフトバンクとヤフーが合弁で設立したQRコード決済事業者のペイペイが、総額100億円キャンペーンの第2弾を2月12日から始める。…

ニッポン金融ウラの裏
 

変革の時代に「動かない」言い訳を探す銀行の勘違い

 銀行が変革の時代を迎えていることはいまさら言うまでもない。しかし、そのような言葉がマスコミをにぎわしている割には、銀行業界で実際…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
荒野の中の一軒宿でもてなしてくれた夫婦。彼らはアフリカーナー(オランダ系白人)だった(写真は筆者撮影)

南アに囲まれた「レソト王国」入国直前まさかの撤退

 ◇南アフリカ編(6) 南アフリカに囲まれた小さな王国レソトに最も近い田舎町レディブランドまで、700キロ近くを1日で走ってきた筆…