コスタリカの国立大学の学生グループに高倉式コンポスト講習を行う日高夏希さん
コスタリカの国立大学の学生グループに高倉式コンポスト講習を行う日高夏希さん

スキル・キャリア「学ぶこと働くこと」現代就活模様

コスタリカで生ごみ処理 2年休学した院生女子の奮闘

内山勢 / 毎日新聞キャンパる編集長

国際的な活動を夢みた大学院生(下)

 東京大学大学院修士2年の日高夏希さん(27)は、25歳だった2016年夏、大学院を休学して青年海外協力隊員として中米コスタリカに赴任した。首都サンホセに隣接するアラフエラ県パルマレス市で、市役所に通う日々が始まった。

 日高さんの仕事は、人口3万8000人の同市で環境意識を高めることだ。日高さんは、市役所の食堂スペースに、生ごみを発酵・分解させ堆肥(たいひ)にする「高倉式」と呼ばれるコンポストを設置した。

 コンポストを設置して何日かたったある日、ふたを開けてギョッとした。一面小麦粉のように真っ白になって…

この記事は有料記事です。

残り1380文字(全文1651文字)

内山勢

内山勢

毎日新聞キャンパる編集長

1983年、毎日新聞社入社。山形支局を振り出しに、週刊「サンデー毎日」、大阪本社社会部、東京経済部各記者、週刊エコノミスト編集委員、BS11プロデューサーなどを経て、2010年4月から、毎日新聞夕刊で大学生が紙面を作る「キャンパる」の編集長。宇都宮大学と静岡大学で客員教授。

イチ押しコラム

ニッポン金融ウラの裏

銀行主導デジタルマネーが「お祭り騒ぎ」で終わる懸念

 銀行業界でデジタルマネー導入の動きが続いている。みずほグループは独自のデジタルマネー「J-COIN」を3月からスタートし、三菱U…

知ってトクするモバイルライフ
交付された5G基地局開設の認定書を手に記念撮影に臨む携帯電話各社の社長ら=総務省で2019年4月10日、山下浩一撮影

2020年に始まる超高速「5G」は生活を一変させるか

 総務省は、携帯電話事業者4社に割り当てる5Gの周波数を決定した。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルは、2020年…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ラスベガス・ダウンタウンの老舗カジノホテルのプール。アメリカらしからぬ混雑ぶりが逆に魅力なのか? (写真は筆者撮影)

「ラスベガス」21世紀の米国に残る“昭和感覚”の街

 ◇米国ラスベガス・ダウンタウン編(2) ラスベガス訪問5回目にして初めて訪れたダウンタウン(旧中心市街地)は、米国では他に見たこ…

職場のトラブルどう防ぐ?
 

「店長だから」と負担増“36歳子育て女性”の不信感

 2児を育てるA美さん(36)は、あるフラワーショップの店長です。当初はアルバイトでしたが、半年前に店長に指名されフルタイム勤務に…

メディア万華鏡
 

相次ぐ性犯罪「無罪」判決に欠けた“被害者の心理”

 準強制性交――「新聞の見出しにはとってほしくない」と書いた前々回の記事がアップされた3月11日の翌日、毎日新聞夕刊を見て、ぎょっ…