病気を知る大人のためのスキンケア講座

20〜30代の肌、高校生とは大きく違います

角田美英 / かくた皮膚科クリニック院長

 皮膚は人体で最大の臓器です。大人ではその総面積は約畳1畳分の約1.6平方メートル。重さは体重の16%を占め、肝臓の3倍に達します。その最大の機能は、全身を覆い、体外のあらゆる刺激から人体を守る強固なバリアーとして働くこと。皮膚の病気には、ニキビ、アトピー性皮膚炎など身近なものが多いですが、この機能が損なわれると、生活に大きな悪影響を及ぼしかねません。また目に見える臓器であるがゆえ、年齢を重ねると「見た目」の変化も気になるところです。大人の肌を美しく、生き生きと保つにはどうすればよいのでしょうか? かくた皮膚科クリニック(東京都)、角田美英院長にそのカギを語ってもらいました。【聞き手=医療ライター・狩生聖子】

この記事は有料記事です。

残り1482文字(全文1790文字)

角田美英

角田美英

かくた皮膚科クリニック院長

かくた・みえ 東京都出身。1988年東京医科歯科大卒業。当初は内科医局に入局するが、皮膚科への転身を決意し、92年順天堂大皮膚科学教室入局。先天性表皮水疱症という難病の研究を行う一方、皮膚科全般の研さんを積んだ。美容皮膚科の専門クリニックで一般皮膚科とは異なる体系の技術、知識を学んだ後、09年に開業。特にニキビ治療と育毛治療の経験が豊富で、医師対象のセミナー等で講師を務めることも多い。美容皮膚科については科学的エビデンス(根拠)があり、効果が実証されている方法のみ取り入れている。かくた皮膚科クリニックウェブサイト

イチ押しコラム

実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

真菌マラセチア増殖が起こす「脂漏性皮膚炎」

 「これからは、どんなに疲れていても寝る前には必ずシャワーを浴びてください。起床時や帰宅後すぐにもシャワーを浴びるべきですが、寝る…

無難に生きる方法論

「楽天家はインフルエンザにならない」は本当?

 前回、インフルエンザの予防とその費用をどう負担するかをみなさんと一緒に考えた。最善の処置をとってもインフルエンザ感染を完全には防…

理由を探る認知症ケア
 

みんなで一生懸命考えた「歯ブラシをかむ理由」

 ◇歯ブラシをかんでしまうKさん 長女夫婦と同居していたKさん(60代、女性)が、こたつの敷布団に足をひっかけて転び、太ももの骨を…

超高齢化時代を生きるヒント
 

技量も経験もない「かかりつけ医」という幻想

 「かかりつけ医を持ちましょう」――。こんな言葉を聞いたことがあると思います。厚生労働省や医師会は、かかりつけ医を持つことを推進し…

ボストン発 ウェルエイジング実践術
全国から揚げ物が集まる「あげあげサミット」。日本人も揚げ物は大好きだ=滋賀県湖南市で2016年9月3日

「週1回フライドチキン」が死亡リスクを高める?

 コロッケにフライドチキン、トンカツに天ぷら。油のいいにおいがして、ジューシーで熱々の揚げ物がお好きな方は多いでしょう。でもご用心…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア