両側の頬に現れた発疹=国立感染症研究所提供
両側の頬に現れた発疹=国立感染症研究所提供

 伝染性紅斑、いわゆる「リンゴ病」の流行が全国で続いている。6月25日に東京都で調査開始以来初めて警報が発令されるなど、当初は首都圏を中心とした流行だったのが、全国に拡大。7月14日の国立感染症研究所の最新報告(対象期間6月29日~7月5日)では、前週に比べて若干患者数が減少したものの、長野、大分では依然警報レベルを超えており、例年に比べて患者数が多い状況は続いている。気になるのは妊婦が感染すると、最悪の場合は流産や死産につながる恐れがあることだ。注意すべきことや問題点は何だろうか。

この記事は有料記事です。

残り1573文字(全文1817文字)

中村好見

中村好見

毎日新聞 医療プレミア編集部

なかむら・よしみ 1984年生まれ。2008年に毎日新聞社へ入社、高松支局、和歌山支局を経て15年から医療プレミア編集部。幼少時に家族がくも膜下出血で倒れた経験から、医療とそれを取り巻く社会問題に興味を持つ。関心のあるテーマは公衆衛生、根拠と語りに基づく医療など。twitter:@yoshimi_nakamu

イチ押しコラム

理由を探る認知症ケア
 

「家に帰りたい」は単なる帰宅願望ではなかった!?

 ◇「家に帰りたい」と言い続けるB子さん 最愛の夫を亡くしたことをきっかけに、認知症による混乱が増えてしまったB子さん。子どもたち…

ボストン発 ウェルエイジング実践術
玄米ごはん定食。論文によると、日本の食事で、死亡に影響している問題点は、1位が塩分過剰、2位は全粒穀物(玄米など)の不足だった

年1100万人を死なせる世界「不健康な食事」ランク

 全世界で年間1100万人、成人してから亡くなる人の5人に1人が、不健康な食事が原因で亡くなっている。喫煙や高血圧による死者より多…

無難に生きる方法論
 

「うつ病に効果あるかも」お笑いと健康の関係は

 明るく楽しく過ごすことが健康につながり、がんや高血圧、糖尿病の治療に良い効果があることはよく知られている。例えばがんと診断され、…

実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
さまざまな情報が氾濫するインターネットの世界

ワクチンへの「否定」も「理解」も生んだネット情報

 ◇理解してから接種する--「ワクチン」の本当の意味と効果【36】 かつて日本でも猛威を振るった天然痘の根絶宣言が世界保健機関(W…

超高齢化時代を生きるヒント
東京都福生市の公立福生病院=2019年3月8日、本社ヘリから

「命は誰のものか」を深く問いかける透析中止問題

 人工透析を受けていた44歳の女性患者が、東京都福生市の公立福生病院の医師に透析中止の選択肢を示され、中止を選んだ後、死に至りまし…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア