病気を知る認知症110番

きたない−−おばあちゃんも苦しい 分かれば対応変わる

認知症予防財団

 認知症の母(76)を1年前に引き取り同居しています。家族は夫(51)、娘(17)、息子(14)の5人家族です。同居する前の母は父と2人で暮らしていましたが、父が他界してからは1人で暮らしていました。が、急に認知症症状が見られ、1人暮らしは無理なので引き取りました。母が元気なころは、子どもたちを連れて夏休みやお正月に帰省していました。子どもたちはその時の母のイメージがあるためか、認知症になったチグハグな言動を嫌っています。一緒にご飯を食べていても、自分のおかずが目の前にあるのに、食べている箸で子どものお皿のおかずを食べたり、入れ歯を出して湯のみに入れたりします。トイレのカバーをおしっこでぬらしたり、お風呂の湯船に髪の毛やせっけんかすが浮いていたりして、「きたない」と言って敬遠、「これでは友人も連れてこられない」とぶつぶつ言います。夫も仕事が忙しいと帰りが遅くなったように思います。最近、なんとなく家族の不協和音が感じられます。疲れがたまりイライラしています。=神奈川県・女性(47)

この記事は有料記事です。

残り1350文字(全文1796文字)

認知症予防財団

認知症予防財団

認知症の予防・治療に関する調査研究および社会的な介護体制づくり、介護家族への支援活動などを行い、豊かで明るい希望に満ちた長寿社会の実現をめざす公益財団法人です。1990年3月28日、毎日新聞創刊120周年記念事業として毎日新聞社が提唱、医学会や医師会、経済団体連合会などの協力を受け、厚生大臣の許可を得て設立されました。公式サイトhttps://www.mainichi.co.jp/ninchishou/

イチ押しコラム

無難に生きる方法論
白い息を吐きながら通勤する人たち

「寒い冬こそダイエット!」なぜ効果的なのか

 肥満でダイエットをがんばっている患者さんがいる。寒くなってきたのに、半袖Tシャツと半ズボンといういで立ちで診察に来る。本人は夏も…

超高齢化時代を生きるヒント
高齢になった時だれが介護をしてくれるのか

「家族介護はいつか破綻」在宅医が見たつらい現実

 私が在宅医療を始めた30年近く前、千葉県の南房総地方では、多くの患者さんは家族に愛され、家族は「私がこの人を見てあげるんだ」とい…

医をめぐる情景

夏の恋への不安を歌った「胸騒ぎの腰つき」

楽曲「勝手にシンドバッド」(1978年)  湘南を舞台に恋を歌った歌詞、にぎやかで明るいサウンド。サザンオールスターズを一躍有名に…

旅と病の歴史地図

「最強の感染症」狂犬病のリスクはイヌだけじゃない

ギネス第1位の感染症 少し前のギネス世界記録に「最も致死率の高い感染症」というカテゴリーがありました。ここにランキングされていたの…

人類史からひもとく糖質制限食

糖質含むカロリー制限食では糖尿病を防げない?

 福岡県久山町は、福岡市の東に隣接する人口約9000人の町です。九州大大学院のチームが1961年以来、40歳以上の町民を対象に脳卒…

Dr.林のこころと脳と病と健康

演技性パーソナリティー障害のうそが肥大する土壌

 ◇うそつきは病気か【5】 自分を実際よりよく見せるためにうそをつくのは、誰でもある程度までならすることです。ではそういう普通の人…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア