病気を知る新・真健康論

疲労を侮らず定期的な休息を

當瀬規嗣 / 札幌医科大学教授

 気分が晴れやかで、体が軽く感じるときは、健康を実感します。「爽快な気分」と表現したりします。人生いつでも爽快な気分で過ごしたいものですが、なかなかそうはいかないものです。

 爽快感の対極にあるのは倦怠(けんたい)感です。気分が沈んで、体がとても重く感じ、何をするにもやる気が起きず、後ろ向きになりがちな状態です。この倦怠感は、病気の重要な兆候の一つとして、医学でも重要視されています。

 倦怠感と明確に分けることができない言葉に「疲労」があります。疲労と倦怠感を分けて考える学者もいます…

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當瀬規嗣

當瀬規嗣

札幌医科大学教授

とうせ・のりつぐ 1984年北海道大医学部卒、88年北海道大学大学院修了、医学博士。北海道大医学部助手、札幌医科大医学部助教授、米シンシナティ大助教授を経て、98年札幌医科大医学部教授(細胞生理学講座)に就任。2006~10年、同医学部長。医学部長就任時は47歳。全国に医学部は国公私立合わせて80あるが、最年少の学部長。「40代は驚きで、加速し始めた医学部改革の象徴」と話題になった。専門は生理学・薬理学で、心拍動開始の起源を探求している。

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