病気を知るDr.堀江重郎の健康羅針盤

「おしっこの回数」と寿命の関係

堀江重郎 / 順天堂大学教授

本当は怖い頻尿の話【前編】

 さわやかな秋となりました。食欲の秋、運動の秋。勉学の秋でもありますね。というわけで今回は、肌寒くなってきた秋らしい話題として「おしっこの回数」について考えてみます。たかが尿の回数、と侮ってはいけません。寿命や健康に大きく関わっているのです。

夜中に3回トイレに行くと…

 朝晩は冷えるこのごろ、「どうもおしっこが近くて」とか、「就寝中にトイレに起きるようになった」という方が外来に多く来られます。

 そもそも日本人は就寝中(夜中)に何回トイレに行くのでしょう? 統計を見ると50歳以上の方の過半数は…

この記事は有料記事です。

残り960文字(全文1220文字)

24時間100円から読める新プラン!詳しくは こちら

いますぐ購読する

または

毎日IDでログイン
堀江重郎

堀江重郎

順天堂大学教授

ほりえ・しげお 順天堂大学大学院教授、泌尿器科医。1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得し、国立がんセンター中央病院などを経て、42歳で帝京大学医学部主任教授に就任。日本初の男性外来であるメンズヘルス外来を開設。2012年より現職。手術ロボット・ダヴィンチを駆使した前立腺、腎臓手術のトップランナーであると同時に、アンチエイジングと男性医学、腎臓学の研究に没頭している。中高年男性をハツラツとさせるのが生きがい。日本メンズヘルス医学会理事長、日本抗加齢医学会副理事長。著書に「ヤル気がでる!最強の男性医療」(文春新書)、「男性の病気の手術と治療」(かまくら春秋社)ほか。

イチ押しコラム

Dr.林のこころと脳と病と健康

「依存」と「治療」の見えにくい境界線

 ◇「やめられない」の先にある破滅 依存症【7】 「薬をやめたいんです」という方が精神科を受診されることが時々あります。たとえば、…

無難に生きる方法論

コレステロールが認知症リスクを下げる?

 コレステロールは健康被害の代名詞のような存在だが、以前から指摘しているように体の重要な構成要素の源であり、多くのホルモン、特に性…

医をめぐる情景
「彼女が目覚めるその日まで」全国ロードショー中/配給KADOKAWA ©2016 On Fire Productions Inc.

統合失調症と誤診された“幻聴とけいれん”の正体

 ◇映画「彼女が目覚めるその日まで」(2016年) 幻覚や妄想、躁(そう)うつなどの症状を、統合失調症に代表される精神病と診断する…

人類史からひもとく糖質制限食

「炭水化物が命を縮める」 衝撃論文の中身とは

 「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」という内容の論文(注)が2017年、英医学誌ランセットに掲載されました。一般の人には、衝撃…

旅と病の歴史地図

渡航前のワクチン接種が命を救う

 ◇ブラジルで黄熱流行が拡大 今年に入ってからブラジル南東部で黄熱(黄熱病)の流行が拡大しています。ブラジルでは以前からアマゾン川…

超高齢化時代を生きるヒント
1980年は山口百恵さんと三浦友和さんが結婚した年=毎日グラフ1980年12月7日号から

“生涯未婚者急増”でさらに重要「成年後見」

 前回、法定後見が安易に適用されている実態をお伝えしました(「『成年後見』安易な利用で人権侵害のおそれも」)。しかし、成年後見制度…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア