実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

〈番外編〉疥癬−−ノーベル賞・大村智先生、もう一つの功績

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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知る人ぞ知る、医学、生物学界の偉人

 2015年のノーベル医学・生理学賞が北里大学特別栄誉教授の大村智先生に授与されることが決まりました。受賞決定後の国を挙げての盛り上がりとは対照的に、従来大村先生はさほどメディアに取り上げられることはありませんでした。一般の方で、大村先生のお名前と業績を知っている人は、かなりの少数派だと思います。しかし、我々医師や生物学者の間では知らない者はいないといっていい偉大な先生です。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト