病気を知るがんと言われたらQ&A

急速に進歩した放射線治療で切らずに根治も

竹本和代 / 医療ライター
三嶋秀行 / 愛知医科大学教授

放射線治療は手術ができない時の治療法ではないのでしょうか?

 早期の肺がんと診断され、手術でも放射線でも治療できると言われました。放射線治療は手術できない人が対象だと思っていたので驚いています。最近の放射線治療について教えてください。(63歳、男性)

がんによっては手術と同等の治療成績も

 ご相談者のように、放射線治療を「ほかに方法がないからやる治療」と思っている方は少なくありません。実は、放射線治療が急速に進歩したのはこの15年ほどのことです。現在、早期の肺がんや前立腺がんなどでは放射線治療が手術と同等の治療成績を上げており、ひと昔前とは違う、有力な治療手段になっています。

 放射線治療は手術、抗がん剤治療と並ぶがんの3大療法の一つです。手術と同様に、がんとその周辺だけに働…

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竹本和代

竹本和代

医療ライター

たけもと・かずよ 共立女子大学文芸学部卒。PR会社勤務を経て1990年フリーランスライターに。医療・ヘルスケア領域の話題を中心に、主に雑誌、医療系ムックで取材・執筆活動を行う。興味のあるテーマはがん医療、QOL疾患、目・耳などの感覚器障害、東洋医学。

三嶋秀行

三嶋秀行

愛知医科大学教授

みしま・ひでゆき 1984年大阪大学卒業。同第2外科入局。箕面市立病院、国立大阪病院(現・国立病院機構大阪医療センター)外科医長、外来化学療法室長、臨床腫瘍科長などを経て、2012年に愛知医科大学教授。現在、同大学病院臨床腫瘍センター、臨床研究支援センター部長。専門は消化器がんの化学療法と診療相談で、新薬の国際共同治験や多施設共同臨床研究への参加実績も多い。また市民向けの講演活動も多数行っており、大阪弁でのわかりやすい語り口にはファンも多い。

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