病気を知るDr.堀江重郎の健康羅針盤

「おしっこを出したくても出ない!」尿閉に注意

堀江重郎 / 順天堂大学教授

年末年始に救急搬送されることが多いのは…

 新年おめでとうございます! 今年もこのコラムをよろしくお願いします。

 今年は全国的にいつもより暖かいお正月でしたが、お餅がつかえて救急車で運ばれた方は依然として多かったですね。年末年始は救急車の出動が多く、救急隊員さんは本当に大変です。この時期、同様に救急搬送されてくる方が多いのが、ずばりおしっこがしたくても出ない「尿閉(にょうへい)」という怖い症状です。

 尿閉という言葉からイメージすると、「おしっこを出す扉が閉じてしまい、何度力んでもおしっこは一滴も出…

この記事は有料記事です。

残り1501文字(全文1751文字)

堀江重郎

堀江重郎

順天堂大学教授

ほりえ・しげお 順天堂大学大学院教授、泌尿器科医。1960年生まれ。東京大学医学部卒業。日米で医師免許を取得し、国立がんセンター中央病院などを経て、42歳で帝京大学医学部主任教授に就任。日本初の男性外来であるメンズヘルス外来を開設。2012年より現職。手術ロボット・ダヴィンチを駆使した前立腺、腎臓手術のトップランナーであると同時に、アンチエイジングと男性医学、腎臓学の研究に没頭している。中高年男性をハツラツとさせるのが生きがい。日本メンズヘルス医学会理事長、日本抗加齢医学会副理事長。著書に「ヤル気がでる!最強の男性医療」(文春新書)、「男性の病気の手術と治療」(かまくら春秋社)ほか。

イチ押しコラム

医をめぐる情景
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」の1シーン。主演の浅野忠信さんと永作博美さん

アルコール依存と闘った戦場カメラマンとその妻

 ◇映画「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」(2010年) アルコールに溺れ、肝臓を悪くして吐血で何度も入院している戦場カメラマンは…

無難に生きる方法論
不正入試に関する記者会見で陳謝する東京医科大の行岡哲男常務理事(左)と宮沢啓介学長職務代理=東京都内のホテルで2018年8月7日、長谷川直亮撮影

東京医科大だけじゃない?医療現場の“女性外し”

 東京医大を文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」対象校に選ぶ見返りに、息子を裏口入学させてもらったとして、同省の前科学技…

人類史からひもとく糖質制限食

スーパー糖質制限食とケトン食の違い、そして役割

 本連載ではこれまで、スーパー糖質制限食、スタンダード糖質制限食、プチ糖質制限食や、究極の糖質制限食としてのケトン食を紹介してきま…

旅と病の歴史地図
夏休みの旅行客で混み合う関西国際空港の国際線出発ロビー=2017年8月10日

夏休み海外旅行 子どもは何歳から連れていける?

 夏休みに海外旅行を計画している方も多いかと思います。友達同士で旅行するのも楽しいものですが、ご家族で行くのもお互いの絆を深める良…

Dr.林のこころと脳と病と健康

SNSがうその温床 演技性パーソナリティー障害

 ◇うそつきは病気か【4】 虚言と関係の深いパーソナリティー障害の一つに、「演技性パーソナリティー障害」があります。名前の通り、「…

超高齢化時代を生きるヒント
団塊ジュニアが就活をした2000年前後は、過去もっとも厳しい就職氷河期と言われた=2000年12月撮影

「ノボルとヨーコ」団塊ジュニア夫婦が迎える“2060年の現実”

 団塊ジュニア世代は昭和の高度成長期に生まれ、バブル崩壊後の大変動の時代を懸命に生きています。その彼らが高齢期を迎える2060年ご…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア