外反母趾(ぼし)はどうして起きるのか。前回、「外反母趾が起きる本当の理由」の回で、ちまたに広く信じられている「ハイヒールの履きすぎ」は原因にはならないと説明しました。外反母趾は足の骨格構造のゆがみ、アライメント異常によって、土踏まずのアーチが崩れることで起きます。足の骨の形や、骨の間を埋めている支持組織と呼ばれる部分の強さは、ほぼ持って生まれたものです。そのため、足の骨格構造や荷重がかかった時のゆがみ度合いは、子供のうち、おおむね9歳ごろまでには決まってしまい、自分で鍛えたり、直したりはできません。ハイヒールを履いたから弱くなったり強くなったりもしません。

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桑原靖

桑原靖

足のクリニック 表参道院長

くわはら・やすし 2004年、埼玉医科大学医学部形成外科卒業。足に対する悩みを持つ方が多いにも関わらず、足を専門的に診る医療機関はほとんどないという状況に疑問を持ち、2013年、東京・表参道に日本初の足の症状・疾病に特化した「足のクリニック 表参道」(2017年7月に名称変更)を開設。

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