特集・ニュース医療プレミア特集

「ストーカー病」加害者治療の必要性

中村好見 / 毎日新聞 医療プレミア編集部

病としてストーカーを考える【後編】

 東京都小金井市で、芸能活動をしていた大学生の女性がファンだった男に刃物で刺された殺人未遂事件。警察の対応の不備やストーカー規制法強化の必要性が指摘されていますが、それだけで被害を減らすことはできるのでしょうか。後編では引き続き、警察と連携してストーカーの危険度を判定するプログラムをつくり、加害者治療を続けてきた一般社団法人「男女問題解決支援センター」(東京都)の代表理事で、精神科医の福井裕輝さんに、「ストーカー病」という考え方と、加害者治療の必要性について聞きました。

この記事は有料記事です。

残り2906文字(全文3160文字)

中村好見

中村好見

毎日新聞 医療プレミア編集部

なかむら・よしみ 1984年生まれ。2008年に毎日新聞社へ入社、高松支局、和歌山支局を経て15年から医療プレミア編集部。幼少時に家族がくも膜下出血で倒れた経験から、医療とそれを取り巻く社会問題に興味を持つ。関心のあるテーマは公衆衛生、根拠と語りに基づく医療など。twitter:@yoshimi_nakamu

イチ押しコラム

実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-
 知られたくない恋もある

麻疹・風疹防ぐには「私生活公開」よりワクチンで

 2016年夏をほうふつさせるような麻疹の流行が広がっています。日本は15年に世界保健機関(WHO)から「麻疹の排除状態」にあると…

無難に生きる方法論
名古屋大に合格し胴上げされる受験生=名古屋市千種区で2019年3月9日、大西岳彦撮影

不登校の子から医師に届いた「桜咲く」の知らせ

 不登校の子どもの世話をしていると、毎年3月はうれしい知らせが届く。中学や高校で不登校になった子どもたちが何とか学業を維持し、一番…

理由を探る認知症ケア
 

「お風呂には入りません」拒否行動の真の理由は

 ◇デイサービスでお風呂を断るNさん 軽いアルツハイマー型認知症のNさん(80代女性)は、長女一家の隣の家で1人暮らしをしています…

ボストン発 ウェルエイジング実践術
 ファストフードも「超加工食品」の一種だ

大人気だが寿命を縮める?「超加工食品」とは

 「超加工食品」という言葉をご存じでしょうか。大ざっぱにいうと、大量生産されてさまざまな加工が施され、調理しなくても簡単においしく…

超高齢化時代を生きるヒント
 

技量も経験もない「かかりつけ医」という幻想

 「かかりつけ医を持ちましょう」――。こんな言葉を聞いたことがあると思います。厚生労働省や医師会は、かかりつけ医を持つことを推進し…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア