特集・ニュース医療プレミア特集

“心の癖”に気付いてストレスをコントロール

西田佐保子 / 毎日新聞 デジタルメディア局

レジリエンスを鍛えてストレスに勝つ【2】

 逆境から立ち直る力「レジリエンス」を鍛える第一歩は、自分がストレスを抱えている事実を受け止めることだという。その次のステップをどのように踏み出せばいいのか。前回に続き、認知行動療法研修開発センター理事長の大野裕さんに聞いた。

問題の仕分けをして改善点を洗い出す

 最初に「ストレスを感じている自分」を受け止めます。次のステップは、ストレスの原因を明確化し、事実を正しく捉えることです。「いま自分は何を考えていたのか」を振り返り、現実と突き合わせ、「ここは問題ない」「ここは改善すべきだ」と問題を仕分ける。そして、改善すべき点に意識を集中させます。今後どうすれば同じようなことが起こらないか、どこを工夫すべきかを冷静に考える。この一連の流れは1人で行うのが難しいこともあるので、友人や家族の手を借りましょう。そのようなパートナーと話しているうちに、極端な考え方がバランスの良い状態に変化し、気持ちが楽になります。

 ただし、気持ちが沈んで体が動かないときには、積極的に休むことも重要です。あれこれ考えてさらに落ち込…

この記事は有料記事です。

残り1578文字(全文2052文字)

西田佐保子

西田佐保子

毎日新聞 デジタルメディア局

にしだ・さほこ 1974年東京生まれ。 2014年11月、デジタルメディア局に配属。 興味のあるテーマ:認知症、予防医療、ターミナルケア。

イチ押しコラム

実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

真菌マラセチア増殖が起こす「脂漏性皮膚炎」

 「これからは、どんなに疲れていても寝る前には必ずシャワーを浴びてください。起床時や帰宅後すぐにもシャワーを浴びるべきですが、寝る…

無難に生きる方法論

「楽天家はインフルエンザにならない」は本当?

 前回、インフルエンザの予防とその費用をどう負担するかをみなさんと一緒に考えた。最善の処置をとってもインフルエンザ感染を完全には防…

理由を探る認知症ケア
 

みんなで一生懸命考えた「歯ブラシをかむ理由」

 ◇歯ブラシをかんでしまうKさん 長女夫婦と同居していたKさん(60代、女性)が、こたつの敷布団に足をひっかけて転び、太ももの骨を…

超高齢化時代を生きるヒント
 

技量も経験もない「かかりつけ医」という幻想

 「かかりつけ医を持ちましょう」――。こんな言葉を聞いたことがあると思います。厚生労働省や医師会は、かかりつけ医を持つことを推進し…

ボストン発 ウェルエイジング実践術
全国から揚げ物が集まる「あげあげサミット」。日本人も揚げ物は大好きだ=滋賀県湖南市で2016年9月3日

「週1回フライドチキン」が死亡リスクを高める?

 コロッケにフライドチキン、トンカツに天ぷら。油のいいにおいがして、ジューシーで熱々の揚げ物がお好きな方は多いでしょう。でもご用心…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア