健康に暮らす10歳若返る歩行術 -インターバル速歩-

【番外編】乳酸は疲労物質か?それともエネルギー源か?

能勢博 / 信州大学教授

 前回の記事「インターバル速歩が楽になるサプリ」で、「5-アミノレブリン酸(ALA)が乳酸の産生を抑制することで、運動トレーニングの実施率を改善する」という内容を解説したところ、一部の読者から「最近、乳酸は疲労物質ではなく、エネルギー源として使用されていることが明らかになっているはず、おかしい」というコメントをいただきました。最初はなぜ、このような指摘が出るのか戸惑いましたが、今回はこの連載の「番外編」として、この指摘について私の考えをお話ししましょう。

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能勢博

能勢博

信州大学教授

のせ・ひろし 1952年生まれ。京都府立医科大学医学部卒業。京都府立医科大学助手、米国イエール大学医学部博士研究員、京都府立医科大学助教授などを経て現在、信州大学学術院医学系教授(疾患予防医科学系専攻・スポーツ医科学講座)。画期的な効果で、これまでのウオーキングの常識を変えたと言われる「インターバル速歩」を提唱。信州大学、松本市、市民が協力する中高年の健康づくり事業「熟年体育大学」などにおいて、約10年間で約6000人以上に運動指導してきた。趣味は登山。長野県の常念岳診療所長などを歴任し、81年には中国・天山山脈の未踏峰・ボゴダ・オーラ峰に医師として同行、自らも登頂した。著書に「いくつになっても自分で歩ける!『筋トレ』ウォーキング」(青春出版社)、「山に登る前に読む本」(講談社)など。

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