老化が加速する夏 紫外線以外の光も危険?

 年々、夏の暑さが増しています。小麦色に焼けた肌は確かに美しい。しかし日光浴、日なたぼっこが母子手帳から消えたように、紫外線の有害性は多くの人に知られるようになりました。紫外線については昨年の夏、この連載の第1回「その日焼けで、あなたの細胞は死んでしまいます」でも書きましたが、シミ・シワだけでなく皮膚がんの原因にもなります。そして最近、紫外線以外に、赤外線A波、可視光線などの有害性も重要視されるようになりました。これらの光の特徴は、紫外線より皮膚の深部に到達することです。皆さんが日焼け止めを購入する時、今までは紫外線A(UVA)波の防止効果を示すPA(Protection Grade of UVA)や、主に紫外線B(UVB)波の防止効果を意味するSPF(Sun Protection Factor)の数値を重視していたと思います。おそらく今後は赤外線や可視光線も予防する光線予防目的のスキンケア剤が出てくると思います。まだまだ暑い日が続いています。せめてUVケアだけでも念入りに。

 さて、夏に増える皮膚トラブルのひとつに金属アレルギーがあります。ここ数年、皮膚の状態が悪く、金属ア…

この記事は有料記事です。

残り1669文字(全文2183文字)

今なら最大2カ月100円! キャンペーン実施中! 詳しくはこちら

山下理絵

山下理絵

湘南藤沢形成外科クリニックR総院長

やました・りえ 2018年4月から湘南藤沢形成外科クリニックR総院長。外傷や再建、腫瘍など形成外科の診療はもちろんのこと、子供のあざやしみなどのレーザー治療では定評があり、多くの講演や教育を行っている。最近では、幹細胞を用いた乳房再建を行い、ウーマンライフのQOLの向上にも努めている。趣味と実益を兼ねたライフワーク「癒やしと美肌」への探究心は、1泊3日の過激な海外出張へも駆り立てる。信条は「気になるものは、まず自分で試す」。前職は湘南鎌倉総合病院の形成外科・美容外科部長、形成再生医療センター長。湘南藤沢形成外科クリニックR

イチ押しコラム

旅と病の歴史地図
2013年に史上最高齢の80歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さん。帰国し、自身が校長を務める高校の生徒に出迎えられ笑顔を見せる=東京・羽田空港で2013年5月29日、梅村直承撮影

86歳三浦雄一郎さんに学ぶ“若返り旅”の秘訣

 ◇三浦雄一郎さんの挑戦 プロスキーヤーで登山家の三浦雄一郎さん(86)が南米最高峰のアコンカグア山(標高6959m)の登頂に挑み…

無難に生きる方法論
全国高校サッカー決勝で闘う青森山田と流通経大柏の選手=埼玉スタジアムで2019年1月14日

「スポーツは健康にいい」はどこまで本当か

 一般に、スポーツは健康増進につながると言われている。だがスポーツにもいろいろある。  ある説では、多くの動物の一生の心拍数は20…

超高齢化時代を生きるヒント
ノーベル医学生理学賞受賞が決まり、記者会見する本庶佑・京都大高等研究院特別教授(左から2人目)。オプジーボへの関心も広がった=京都市左京区で2018年10月1日

がん患者の最後の時間を奪う「悪質免疫療法」

 私があるご家族から相談を受けたのは、講演会が終わってすぐのこと。70代と思われるご婦人が声をかけてきて、こう言いました。「息子が…

医をめぐる情景
 

巨人&小人化の幻覚「不思議の国のアリス症候群」

 ◇小説(童話)「不思議の国のアリス」(1865年) 白ウサギの後を追ってとんでもなく深い穴に落ちた少女アリスは、奇妙で不思議な冒…

人類史からひもとく糖質制限食

糖質含むカロリー制限食では糖尿病を防げない?

 福岡県久山町は、福岡市の東に隣接する人口約9000人の町です。九州大大学院のチームが1961年以来、40歳以上の町民を対象に脳卒…

Dr.林のこころと脳と病と健康

演技性パーソナリティー障害のうそが肥大する土壌

 ◇うそつきは病気か【5】 自分を実際よりよく見せるためにうそをつくのは、誰でもある程度までならすることです。ではそういう普通の人…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア