今シーズンは早い時期からインフルエンザが流行しています。受験生のいるご家庭などは心配でしょう。漢方薬にはインフルエンザウイルスに効果がある有名な処方があります。インフルエンザの予防策とともに紹介します。

柔軟体操や低温サウナで血行をよくして予防を

 インフルエンザウイルスは感染力が強いですが、医学的にも私の経験からも、日々の予防策でかなり防げると考えています。基本はうがいと手洗いで、特に大事なのが手洗いです。ウイルスが付着した手で口や顔を触り、そこから体内に入って感染、発症することが多いからです。外出先から帰ったら、せっけんで指先から指の間まで丁寧に洗うようにしましょう。

 次に大切なのは、体を温めて全身の血液循環をよくすることです。血の巡りがよくなると細菌や異物の処理を…

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加藤士郎

加藤士郎

野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授

かとう・しろう 1982年獨協医科大学卒後、同大第1内科(現心臓・血管内科)入局。88年、同大第1内科大学院卒。第1内科講師、宇都宮東病院副院長などを経て、09年野木病院副院長、筑波大学非常勤講師。同年、筑波大学付属病院総合診療科に漢方外来開設。10年筑波大学付属病院臨床教授。筑波大学付属病院で漢方外来に従事するととともに、主に学生、研修医を対象に漢方の教育活動を行っている。編著に「臨床力をアップする漢方ー西洋医学と東洋医学のW専門医が指南!」(中山書店)。医学博士、日本内科学会認定医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本老年医学会専門医・指導医など。

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