特集・ニュース医療プレミア特集

「高齢だから運転させない」は妥当か

鈴木敬子 / 毎日新聞 医療プレミア編集部

高齢者の“運転寿命”を考える【前編】

 横浜市で昨年(2016年)10月下旬、80代の男性が運転していた軽トラックが登校中の小学生の列に突っ込み、小学1年の男児が死亡した事故などをきっかけに、高齢者の運転に関する議論が高まっている。17年3月には改正道交法が施行され、75歳以上のドライバーに対する認知機能検査が強化される。こうした中、高齢ドライバーに対し自主的な運転免許の返納を促す風潮が広がるが、返納後の移動手段の確保については、抜本的な対策が見えていないのが現状だ。

 高齢者が安全に運転を続けることは可能なのか。その条件や訓練法などについて研究している国立長寿医療研…

この記事は有料記事です。

残り2596文字(全文2881文字)

今なら最大2カ月100円! キャンペーン実施中! 詳しくはこちら

鈴木敬子

鈴木敬子

毎日新聞 医療プレミア編集部

すずき・けいこ 1984年茨城県生まれ。法政大卒。2007年毎日新聞社入社。岐阜支局、水戸支局、横浜・川崎支局を経て、15年5月からデジタルメディア局。

イチ押しコラム

無難に生きる方法論

「妊婦も医師も両方応援」新しい制度を作れるか

 妊婦の外来診察時に上乗せされる診療報酬の「妊婦加算」について、厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)が昨年12月…

超高齢化時代を生きるヒント
ノーベル医学生理学賞受賞が決まり、記者会見する本庶佑・京都大高等研究院特別教授(左から2人目)。オプジーボへの関心も広がった=京都市左京区で2018年10月1日

がん患者の最後の時間を奪う「悪質免疫療法」

 私があるご家族から相談を受けたのは、講演会が終わってすぐのこと。70代と思われるご婦人が声をかけてきて、こう言いました。「息子が…

旅と病の歴史地図
衆院法務委員会での外国人労働者の受け入れを拡大する入管法改正案の採決に対し、葉梨康弘委員長(中央)に詰め寄り阻止しようとする野党議員たち。右端は与党議員たちに賛成起立を促す自民党議員=国会内で2018年11月27日、川田雅浩撮影

外国人労働者増加時代に必要な“新感染症政策”とは

 マラリアは世界の熱帯や亜熱帯地域で流行している熱病です。病原体を持った蚊(ハマダラカ)に刺されると感染し、高熱、寒気、頭痛などの…

医をめぐる情景
 

巨人&小人化の幻覚「不思議の国のアリス症候群」

 ◇小説(童話)「不思議の国のアリス」(1865年) 白ウサギの後を追ってとんでもなく深い穴に落ちた少女アリスは、奇妙で不思議な冒…

人類史からひもとく糖質制限食

糖質含むカロリー制限食では糖尿病を防げない?

 福岡県久山町は、福岡市の東に隣接する人口約9000人の町です。九州大大学院のチームが1961年以来、40歳以上の町民を対象に脳卒…

Dr.林のこころと脳と病と健康

演技性パーソナリティー障害のうそが肥大する土壌

 ◇うそつきは病気か【5】 自分を実際よりよく見せるためにうそをつくのは、誰でもある程度までならすることです。ではそういう普通の人…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア