病気を知る教養としての診断学

銀行強盗に学ぶ病名診断の最短ルート「サットンの法則」

津村圭 / 府中病院総合診療センター長

急な便秘、大腸がん?どんな検査を受ければ…

 外来診察室での医師と患者の会話です。

患者:「便秘がひどいんです。これまで便秘なんて、あまりなったことがなかったんですが……。下剤を処方してもらえますか」

医師:「便通がいつもの状態から変わった場合、たとえば便秘症でない方が急に便秘になった場合は、それが大腸がんの症状のこともあります。大腸内視鏡検査を受けられることをお勧めします」

患者:「うーん、たしかに65歳になったので、がんは心配してるんですよ。でも、3年前に大腸内視鏡検査を…

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津村圭

津村圭

府中病院総合診療センター長

つむら・けい 大阪府出身。1977年大阪市立大学医学部を卒業後、国立循環器病センター(現・国立循環器病研究センター)に心臓内科レジデントとして勤務。その後の28年間は大阪市立大学医学部教員として、学部学生、大学院学生、研修医、指導医、教員の指導と医学部カリキュラムの企画と作成に携わった。診療面では循環器内科をベースとしつつ、早い時期から原因疾患の判別が困難な症例で、診断を担当する総合診療医として従事。研究面では、各種疾病のリスクファクターについての臨床疫学研究を行い、ランセット(Lancet)など欧米医学誌で発表してきた。2014年1月から現職。総合診療医として地域医療に関わるとともに、初期、後期研修医の指導を担当、臨床研修室顧問も兼任する。地域医療を充実させるため院内に家庭医療専門医後期研修プログラムを立ち上げるなど、診療と教育をリンクさせた活動を現在も続けている。府中病院ウェブサイト

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