病気を知る明日のきれいのつくり方

美容医療、エステで事故に遭わないために

山下理絵 / 湘南藤沢形成外科クリニックR総院長

日本の美容外科が「グレー」と見られるのはなぜ?

 3月の初めに、アメリカ皮膚科学会に出席してきました。今は、ESTA(アメリカ電子渡航認証システム)で、アメリカ入国時は機械で発券され、滞在期間しか聞かれませんし、長蛇の列に並ぶことも少なくなり、ストレスが少なくなりましたね。以前の入国審査時には、よく職業を聞かれることがありましたが、「形成外科医、美容外科医(plastic aesthetic surgeon)」だと答えると、米国の審査官は「医師としてのステータスが高い」「お金持ち」という印象を持つと聞いたことがあります。残念ながら日本では「形成外科」は認知度がまだまだ低く、「美容外科」となると、「整形手術=自費診療=高額=grey line(グレーライン)な医療」と取られることが多いのが現状です。

 2017年2月の終わりから3月初めにかけて、美容に関するトラブルが相次いでニュースとなりました。一…

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山下理絵

山下理絵

湘南藤沢形成外科クリニックR総院長

やました・りえ 2018年4月から湘南藤沢形成外科クリニックR総院長。外傷や再建、腫瘍など形成外科の診療はもちろんのこと、子供のあざやしみなどのレーザー治療では定評があり、多くの講演や教育を行っている。最近では、幹細胞を用いた乳房再建を行い、ウーマンライフのQOLの向上にも努めている。趣味と実益を兼ねたライフワーク「癒やしと美肌」への探究心は、1泊3日の過激な海外出張へも駆り立てる。信条は「気になるものは、まず自分で試す」。前職は湘南鎌倉総合病院の形成外科・美容外科部長、形成再生医療センター長。湘南藤沢形成外科クリニックR

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