健康に暮らすみんなの心と体 癒やして守るヒント

「肺がんとたばこって関係あんの?」への回答

和田裕雄 / 順天堂大学准教授

公衆衛生学って?

 皆さんは「公衆衛生学」という学問をご存じですか? 医学の世界では、社会医学の一領域で英語では「public health」と言います。でも一般の方には聞き慣れない言葉であり、何を研究しているのか見当も付かない、という人も多いでしょう。私自身も元は呼吸器内科医であり、いくつもの病院で患者さんを診察する臨床を手がけていました。約2年半前の2014年10月、それまで所属していた呼吸器内科学教室から公衆衛生学講座に異動し、この分野特有の疫学や予防医学の現場、用語にも親しみが湧いてきたところです。この連載では、さまざまな例を挙げて公衆衛生学のアウトラインを説明しながら、病気と健康に取り組む社会の現場について一緒に考えてみたいと思います。

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和田裕雄

和田裕雄

順天堂大学准教授

わだ・ひろお 1993年、東京大学医学部卒。東京大学医学部付属病院、東京大学医科学研究所、英国Imperial College London留学、杏林大学付属病院呼吸器内科学教室などで、特に閉塞性肺疾患、慢性呼吸不全などの呼吸器疾患に焦点を当てて診療・研究・教育に携わってきた。2014年より順天堂大学公衆衛生学講座准教授として、予防医学や産業医学の分野で地域や働く人たちの健康管理にも目を配っている。医学博士、内科学会専門医、呼吸器学会専門医、老年医学会専門医。

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