特集・ニュース医療プレミア特集

流産予防も 妊娠中の健康管理に漢方薬

鈴木敬子 / 毎日新聞 医療プレミア編集部

妊産婦の心強い味方 産前・産後の漢方【前編】

 北海道大学COI(センター・オブ・イノベーション)「『食と健康の達人』拠点」のサテライトとして、他大学や企業などとさまざまな研究を進めている北里大学東洋医学総合研究所(東京都)で、このほど「女性と漢方を知るセミナー」が開かれました。同研究所は1972年に国内で初めて漢方医学の総合的な研究機関として設立され、研究所内の漢方鍼灸(しんきゅう)治療センターでは、患者にオーダーメードの漢方薬や鍼灸治療を提供しています。セミナーには助産師ら約80人が参加し、漢方薬を試飲したり、漢方の診断法の一つ「腹診」を体験したりしたほか、同研究所の花輪壽彦教授が「漢方は女性の健康をたすける~母乳と漢方、産前・産後の漢方~」と題して講演しました。漢方の基本的な考え方や、産前・産後における漢方の有用性について解説した花輪教授の講演内容を紹介します。

この記事は有料記事です。

残り2680文字(全文3068文字)

鈴木敬子

鈴木敬子

毎日新聞 医療プレミア編集部

すずき・けいこ 1984年茨城県生まれ。法政大卒。2007年毎日新聞社入社。岐阜支局、水戸支局、横浜・川崎支局を経て、15年5月からデジタルメディア局。

イチ押しコラム

旅と病の歴史地図
海外に向かう人たちで混雑する国際線の出発カウンター=愛知県常滑市の中部国際空港で2018年8月10日、大西岳彦撮影

飛行機内と空港 感染症リスクが高いのはどちら?

 ◇韓国で3年ぶりにMERS患者が発生 韓国の保健当局は9月8日、中東クウェートから帰国した61歳の韓国人ビジネスマンが中東呼吸器…

無難に生きる方法論

便利家電と「女性のうつ」の深い関係

 女性のうつ病の初発症状には、「夕食の献立を思いつかない」が多い。特に専業主婦に起きやすいとされる。本人ではなく家族が気づいて受診…

医をめぐる情景

「失恋でうつ」の友人を励ますのはいけないこと?

 ◇楽曲「元気を出して」(1984年) 竹内まりやが作り、歌った「元気を出して」は、失恋して落ち込んだ女友だちを女性が励ます歌だ。…

人類史からひもとく糖質制限食

「正常範囲内の高血糖」でも全がんリスクが高まる

 国立がん研究センターがん予防・健診研究センター・予防研究グループが2015年、興味深い論文を発表しました。翌年には英文医学雑誌に…

超高齢化時代を生きるヒント

アルバイト医師が回す「在宅医療クリニック」の闇

 医学部5年生だった1989年の夏休み、私は実家近くにあるM先生のクリニックで1週間の実習をしていました。晴れて暑い水曜日の午後、…

Dr.林のこころと脳と病と健康

演技性パーソナリティー障害のうそが肥大する土壌

 ◇うそつきは病気か【5】 自分を実際よりよく見せるためにうそをつくのは、誰でもある程度までならすることです。ではそういう普通の人…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア