前々回、前回と2回にわたって発達障害についてお話ししてきました。疫学調査の結果から、注意欠陥多動性障害(ADHD)は成人の1.65%が抱えており、自閉症スペクトラム障害に含まれるアスペルガー症候群を抱える人は人口の1%と言われています。つまり、これらの発達障害は決して珍しくはありませんし、私自身の経験からはもっと多いのではないかと感じています。

 いずれも現在の治療選択肢は限られ、短期間で劇的に改善するものではありません。そうした観点から、私は…

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工藤千秋

工藤千秋

くどうちあき脳神経外科クリニック院長

くどう・ちあき 1958年長野県下諏訪町生まれ。英国バーミンガム大学、労働福祉事業団東京労災病院脳神経外科、鹿児島市立病院脳疾患救命救急センターなどで脳神経外科を学ぶ。89年、東京労災病院脳神経外科に勤務。同科副部長を務める。01年、東京都大田区に「くどうちあき脳神経外科クリニック」を開院。脳神経外科専門医であるとともに、認知症、高次脳機能障害、パーキンソン病、痛みの治療に情熱を傾け、心に迫る医療を施すことを信条とする。 漢方薬処方にも精通し、日本アロマセラピー学会認定医でもある。著書に「エビデンスに基づく認知症 補完療法へのアプローチ」(ぱーそん書房)、「サプリが命を躍動させるとき あきらめない!その頭痛とかくれ貧血」(文芸社)、「脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング」(サンマーク出版)など。

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