趣味や特技の記憶につながる介護ができれば、本人も心地よく過ごせるはず
趣味や特技の記憶につながる介護ができれば、本人も心地よく過ごせるはず

医療プレミア理由を探る認知症ケア

介護の心地よさを決める「習慣・趣味・特技」

ペホス / 認知症ケア・コミュニケーション講師

「認知症」に備えよう(2)

 前回の記事「『認知症』早期発見は“早期絶望”なの?」で、「生活歴」「習慣」「趣味・特技」を誰かに知っておいてもらったり、ノートに書いたりしておくことで、いざ「認知症」になっても、これまで通り快適に暮らせる可能性が広がることをお伝えしました。

 「生活歴」「習慣」「趣味・特技」といった情報は、人によって違いがあるので、とても個性が表れます。そのため、一人一人に合わせた暮らしの支え方を考える介護のプロが頼りにする情報でもあります。

 いざ、読者の皆さんやその家族が病気や事故で介護サービスを受けることになった時、介護者に伝えるべき情…

この記事は有料記事です。

残り1990文字(全文2268文字)

ペホス

ペホス

認知症ケア・コミュニケーション講師

ペ・ホス(裵鎬洙) 1973年生まれ、兵庫県在住。大学卒業後、訪問入浴サービスを手がける民間会社に入社。その後、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問看護、訪問リハビリ、通所リハビリ、訪問介護、介護老人保健施設などで相談業務に従事。コミュニケーショントレーニングネットワーク(CTN)にて、コーチングやコミュニケーションの各種トレーニングに参加し、かかわる人の内面の「あり方」が、“人”や“場”に与える影響の大きさを実感。それらの経験を元に現在、「認知症ケア・コミュニケーション講師」「認知症ケア・スーパーバイザー」として、介護に携わるさまざまな立場の人に、知識や技術だけでなく「あり方」の大切さの発見を促す研修やコーチングセッションを提供している。著書に「理由を探る認知症ケア 関わり方が180度変わる本」。介護福祉士、介護支援専門員、主任介護支援専門員。アプロクリエイト代表。

イチ押しコラム

実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

真菌マラセチア増殖が起こす「脂漏性皮膚炎」

 「これからは、どんなに疲れていても寝る前には必ずシャワーを浴びてください。起床時や帰宅後すぐにもシャワーを浴びるべきですが、寝る…

無難に生きる方法論

「楽天家はインフルエンザにならない」は本当?

 前回、インフルエンザの予防とその費用をどう負担するかをみなさんと一緒に考えた。最善の処置をとってもインフルエンザ感染を完全には防…

理由を探る認知症ケア
 

みんなで一生懸命考えた「歯ブラシをかむ理由」

 ◇歯ブラシをかんでしまうKさん 長女夫婦と同居していたKさん(60代、女性)が、こたつの敷布団に足をひっかけて転び、太ももの骨を…

超高齢化時代を生きるヒント
 

技量も経験もない「かかりつけ医」という幻想

 「かかりつけ医を持ちましょう」――。こんな言葉を聞いたことがあると思います。厚生労働省や医師会は、かかりつけ医を持つことを推進し…

ボストン発 ウェルエイジング実践術
全国から揚げ物が集まる「あげあげサミット」。日本人も揚げ物は大好きだ=滋賀県湖南市で2016年9月3日

「週1回フライドチキン」が死亡リスクを高める?

 コロッケにフライドチキン、トンカツに天ぷら。油のいいにおいがして、ジューシーで熱々の揚げ物がお好きな方は多いでしょう。でもご用心…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア