健康に暮らすボストン発 ウェルエイジング実践術

「Me Too」セクハラが破壊する女性の心と体

大西睦子 / 内科医

 セクシュアルハラスメントは、とくに新しい問題ではありません。ところが最近、米国では、テレビキャスター、ハリウッドスター、政治家など権力のある有名な男性によるセクハラ疑惑が次々と発覚し注目を集めています。そして、多くの女性が沈黙を破り、「Me Too(私も)」の合言葉とともにそれぞれの経験を語り始めました。セクハラは、時として被害女性の心と体の健康にさまざまな悪影響を与えることが明らかになっています。今回は、セクハラがなぜ問題なのか、主に医学的な面から考えます。

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大西睦子

大西睦子

内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。

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