健康に暮らす10歳若返る歩行術 -インターバル速歩-

アプリで楽しく継続 インターバル速歩

能勢博 / 信州大学教授

 5月以来、すっかりご無沙汰してしまいました。これまで20回にわたって、インターバル速歩の背景と効果のエビデンスについて述べてきました。今回、その将来展望についてお話しし、連載を一旦終了したいと思います。

課題は「継続」

 インターバル速歩は、さまざまなメディアで頻繁に取り上げられています。これほど注目を浴びる理由は、「誰でも簡単にできて、継続しさえすれば、その効果が科学的に保証されている」からです。

 ただ、「継続しさえすれば」というのがなかなか難しく、これから私たちの取り組むべき課題だと考えていま…

この記事は有料記事です。

残り1882文字(全文2132文字)

能勢博

能勢博

信州大学教授

のせ・ひろし 1952年生まれ。京都府立医科大学医学部卒業。京都府立医科大学助手、米国イエール大学医学部博士研究員、京都府立医科大学助教授などを経て現在、信州大学学術院医学系教授(疾患予防医科学系専攻・スポーツ医科学講座)。画期的な効果で、これまでのウオーキングの常識を変えたと言われる「インターバル速歩」を提唱。信州大学、松本市、市民が協力する中高年の健康づくり事業「熟年体育大学」などにおいて、約10年間で約6000人以上に運動指導してきた。趣味は登山。長野県の常念岳診療所長などを歴任し、81年には中国・天山山脈の未踏峰・ボゴダ・オーラ峰に医師として同行、自らも登頂した。著書に「いくつになっても自分で歩ける!『筋トレ』ウォーキング」(青春出版社)、「山に登る前に読む本」(講談社)など。

イチ押しコラム

無難に生きる方法論
元気に体操をする高齢者

「元気なうちの意思表示」で不要な身体拘束を避ける

 介護施設での虐待や拘束が大きな問題となっている。職員による暴力などの虐待はもちろんあってはならないことだが、身体拘束については、…

超高齢化時代を生きるヒント
高齢になった時だれが介護をしてくれるのか

「家族介護はいつか破綻」在宅医が見たつらい現実

 私が在宅医療を始めた30年近く前、千葉県の南房総地方では、多くの患者さんは家族に愛され、家族は「私がこの人を見てあげるんだ」とい…

医をめぐる情景

夏の恋への不安を歌った「胸騒ぎの腰つき」

楽曲「勝手にシンドバッド」(1978年)  湘南を舞台に恋を歌った歌詞、にぎやかで明るいサウンド。サザンオールスターズを一躍有名に…

旅と病の歴史地図

「最強の感染症」狂犬病のリスクはイヌだけじゃない

ギネス第1位の感染症 少し前のギネス世界記録に「最も致死率の高い感染症」というカテゴリーがありました。ここにランキングされていたの…

人類史からひもとく糖質制限食

糖質含むカロリー制限食では糖尿病を防げない?

 福岡県久山町は、福岡市の東に隣接する人口約9000人の町です。九州大大学院のチームが1961年以来、40歳以上の町民を対象に脳卒…

Dr.林のこころと脳と病と健康

演技性パーソナリティー障害のうそが肥大する土壌

 ◇うそつきは病気か【5】 自分を実際よりよく見せるためにうそをつくのは、誰でもある程度までならすることです。ではそういう普通の人…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア