健康格差のリアル(1)

 高度成長やバブル経済を経て日本は経済大国になった。人々は豊かになり、もはや貧困は去ったと誰もが思っていた。ところが失われた20年を経て、格差と貧困が再び私たちを襲っている。いまや格差は、経済状況だけでなく健康や命を左右する大きな脅威になっている。収入や階層、職業の違いが、なぜ健康や命の価値を左右するのか。「下流老人」「貧困クライシス」の著者で、貧困支援のNPO法人「ほっとプラス」代表理事の藤田孝典さんに、健康格差の実態を聞いた。3回に分けてお伝えする。【まとめ・ライター・本多カツヒロ】

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藤田孝典

藤田孝典

NPO法人ほっとプラス代表理事

1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学人間福祉学部客員准教授、反貧困ネットワーク埼玉代表。厚生労働省社会保障審議会特別部会委員。ソーシャルワーカーとして現場で生活困窮者支援をしながら、生活保護や貧困問題への対策を積極的に提言している。著書に「貧困クライシス 国民総『最底辺』社会」(毎日新聞出版)「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」「ひとりも殺させない」「貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち」など。

医療プレミア編集部

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