健康に暮らす百寿者に学ぶ バランス健康術!

生活習慣病やストレス抵抗力と深い関係「DHEA」

米井嘉一 / 同志社大学教授

ホルモンの話【2】

 今回は、体内に最も豊富に存在するDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)というホルモンのお話をします。免疫機能の維持やストレスに対する抵抗力、生活習慣病のリスク低減などに関わるホルモンで、血液中の濃度が高い人は長生きすることも分かっているのです。

ホルモンの母

 DHEAはコレステロールから合成される「ステロイド系ホルモン」です。腎臓の上にかぶさる副腎の皮質(網状体)から分泌され(図1)、これを元に女性ホルモン、男性ホルモン、ストレスホルモン(コルチゾル)、たんぱく質を作り出す(たんぱく同化)ホルモンなど50種類以上のホルモンが作られます。まさにホルモンの母といったところですね。

 このためDHEAについては、どれが直接作用で、どれが他のホルモンに変化してから表れる間接的な作用な…

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米井嘉一

米井嘉一

同志社大学教授

よねい・よしかず 1958年東京生まれ。慶応義塾大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程修了後、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校留学。89年に帰国し、日本鋼管病院(川崎市)内科、人間ドック脳ドック室部長などを歴任。2005年、日本初の抗加齢医学の研究講座、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授に就任。08年から同大学大学院生命医科学研究科教授を兼任。日本抗加齢医学会理事、日本人間ドック学会評議員。医師として患者さんに「歳ですから仕方がないですね」という言葉を口にしたくない、という思いから、老化のメカニズムとその診断・治療法の研究を始める。現在は抗加齢医学研究の第一人者として、研究活動に従事しながら、研究成果を世界に発信している。最近の研究テーマは老化の危険因子と糖化ストレス。

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