漢方と健康 あれこれ読本

急なダイエットが冷え症とむくみを引き起こす

加藤士郎・野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授
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 A子さん(28)は身長166cm、体重53kgの会社員。かつて体重が58kgありましたが、半年ほど前にダイエットに挑み、1カ月で5kgと急激な減量を果たしました。ところが、5kg減量したころから急にせき、たん、喘鳴(ぜいめい)、呼吸困難感の症状が表れ始めたのです。

 近所の呼吸器内科を受診したところ気管支ぜんそくの診断を受け、内服薬と吸入薬による治療を始めました。

 ぜんそくの発作は週に3~4回、早朝に起こることが多く、そのため早朝に目覚めることが増えました。また…

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加藤士郎

野木病院副院長/筑波大学付属病院臨床教授

かとう・しろう 1982年獨協医科大学卒後、同大第1内科(現心臓・血管内科)入局。88年、同大第1内科大学院卒。第1内科講師、宇都宮東病院副院長などを経て、09年野木病院副院長、筑波大学非常勤講師。同年、筑波大学付属病院総合診療科に漢方外来開設。10年筑波大学付属病院臨床教授。筑波大学付属病院で漢方外来に従事するととともに、主に学生、研修医を対象に漢方の教育活動を行っている。編著に「臨床力をアップする漢方ー西洋医学と東洋医学のW専門医が指南!」(中山書店)。医学博士、日本内科学会認定医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本老年医学会専門医・指導医など。