健康に暮らす眠りを知れば人生危うからず

偉人の“ショートスリーパー伝説”は本当か?

内村直尚 / 久留米大学教授

 睡眠時間が短くて済む人をショートスリーパー(短眠者)と呼びます。健常成人の適切な睡眠時間は6~8時間ですが、5時間未満の睡眠でも日中に耐えがたい眠気や倦怠(けんたい)感を訴えない人がショートスリーパーです。

 著名人の中にはショートスリーパー伝説が語り継がれている人が多くいます。代表例が、1日3時間しか睡眠を取らなかったというフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトです。そして、発明王と呼ばれたトーマス・エジソンは1日4時間睡眠だったといわれています。

 こうした人は、なぜショートスリーパーでいられたのでしょうか?

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内村直尚

内村直尚

久留米大学教授

うちむら・なおひさ 1982年、久留米大学卒業。86年に久留米大学大学院医学研究科修了(医学博士)後、87年5月~89年4月に米国Oregon Health Science Universityへ留学。帰国後、久留米大医学部神経精神医学講座の助手、講師、助教授を経て、2007年4月から同講座教授に就任した。11年4月~13年3月、久留米大学病院副病院長。12年4月から久留米大学高次脳疾患研究所長、13年4月から同大医学部長を務め、16年10月からは同大副学長も兼務する。国内トップレベルの睡眠医療チームを率いる睡眠研究の第一人者。著書(分担執筆)に「睡眠学」(朝倉書店)、「プライマリ・ケア医のための睡眠障害」(南山堂)など。

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