健康に暮らす百寿者に学ぶ バランス健康術!

糖化・酸化ストレスから体を守るメラトニン

米井嘉一 / 同志社大学教授

ホルモンの話【3】

 今回は、脳の松果体という部分から夜間に分泌されるホルモン「メラトニン」についてお話しします。メラトニンは体温を下げて眠りを誘発するなどの作用があり、睡眠と覚醒の周期に関係しています。また、抗酸化作用があり、脳の毛細血管が持つバリアー「血液脳関門」を通過して脳内に入り込んで、脳神経細胞を酸化ストレスによる傷害から防御する役割を担っています。

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米井嘉一

米井嘉一

同志社大学教授

よねい・よしかず 1958年東京生まれ。慶応義塾大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程修了後、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校留学。89年に帰国し、日本鋼管病院(川崎市)内科、人間ドック脳ドック室部長などを歴任。2005年、日本初の抗加齢医学の研究講座、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授に就任。08年から同大学大学院生命医科学研究科教授を兼任。日本抗加齢医学会理事、日本人間ドック学会評議員。医師として患者さんに「歳ですから仕方がないですね」という言葉を口にしたくない、という思いから、老化のメカニズムとその診断・治療法の研究を始める。現在は抗加齢医学研究の第一人者として、研究活動に従事しながら、研究成果を世界に発信している。最近の研究テーマは老化の危険因子と糖化ストレス。

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