
将来、涙でパーキンソン病の発症リスクを評価できる日が来るかもしれない。
米南カリフォルニア大学医学部のMark Lew氏らが実施した研究から、パーキンソン病患者と、パーキンソン病がない人で涙に含まれる特定のタンパク質の濃度に差があることが分かったという。
同氏らは「涙が信頼性の高い非侵襲的かつ低費用で測定できるパーキンソン病の生物学的マーカーとなる可能性を示した初めての研究だ」としている。この研究結果は米国神経学会(AAN 2018、4月21~27日、米ロサンゼルス)での発表が予定されている。
パーキンソン病は神経変性疾患の一つで、手足のふるえ(振戦)や筋肉のこわばり(固縮)、動きの遅さ(無…
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