特集・ニュース医療・健康Tips

AYA世代(15~30歳)のがん患者に支援を

 AYA(アヤ)とはAdolescent and Young Adultの略で15歳から30歳位まで(39歳までと定義することもある)の思春期・若年成人のこと。このAYA世代ががんを発症すると、それ以下の子どもや40代以上の成人とは異なる課題があることが指摘されています。

 AYA世代のがんは、まず小児に多いがん(白血病、悪性リンパ腫、神経芽腫など)と、大人型のがん(胃がん、大腸がん、子宮がん、乳がんなど)のどちらも発症する可能性があり、かかる可能性のあるがんの種類が多いという特徴があります。一般に希少ながんも多く、15歳未満の子どもが発症するがんに比べて予後が良くないとされています。

 がんが多様であることに加え、本人や家族、医療者もがんの初期症状を見逃しやすく、5年生存率も他の世代…

この記事は有料記事です。

残り1162文字(全文1507文字)

イチ押しコラム

無難に生きる方法論

原因不明の頭痛・腰痛と「釣り」の微妙な関係

 私の男性更年期外来には、頭痛や腰痛が続き、どの病院に行っても原因がわからず、対症療法をしてもいっこうに症状が良くならない患者さん…

医をめぐる情景

「失恋でうつ」の友人を励ますのはいけないこと?

 ◇楽曲「元気を出して」(1984年) 竹内まりやが作り、歌った「元気を出して」は、失恋して落ち込んだ女友だちを女性が励ます歌だ。…

人類史からひもとく糖質制限食

「正常範囲内の高血糖」でも全がんリスクが高まる

 国立がん研究センターがん予防・健診研究センター・予防研究グループが2015年、興味深い論文を発表しました。翌年には英文医学雑誌に…

旅と病の歴史地図
海外に出国する人たちでにぎわう出発ロビー=成田空港で2018年8月10日午前10時9分、小川昌宏撮影

旅先でつらい「旅行者下痢症」を薬で止めていい?

 海外旅行中に起こる下痢を「旅行者下痢症」と呼びます。発展途上国に1カ月間滞在すると半数近くの旅行者がかかるとされており、頻度が大…

超高齢化時代を生きるヒント

アルバイト医師が回す「在宅医療クリニック」の闇

 医学部5年生だった1989年の夏休み、私は実家近くにあるM先生のクリニックで1週間の実習をしていました。晴れて暑い水曜日の午後、…

Dr.林のこころと脳と病と健康

演技性パーソナリティー障害のうそが肥大する土壌

 ◇うそつきは病気か【5】 自分を実際よりよく見せるためにうそをつくのは、誰でもある程度までならすることです。ではそういう普通の人…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア