小雨の中、港周辺の被災地を寄り添いながら歩く人たち。住民相互の心のつながりがここでは生きている=岩手県釜石市で2011年5月28日
小雨の中、港周辺の被災地を寄り添いながら歩く人たち。住民相互の心のつながりがここでは生きている=岩手県釜石市で2011年5月28日

医療プレミア健康長寿をめざして

保健師は見た!「被災地のつながり」の“光と影”

東日本大震災7年--岩沼プロジェクトから(3)

 大災害に見舞われたコミュニティーでは、人との交流やつながりの強さが、その後の健康や生活に良い影響を与えると言われています。しかし、コミュニティーになじめず孤立する人や、コミュニティーの専制的なリーダーに意見や発言を封じられる人もいます。東日本大震災で被災者を支援した宮城県の保健師22人へのインタビューから、「つながり」には負の側面、影の部分があることも分かってきました。【メディカル・リーフ 宇佐美裕史】

 千葉大学予防医学センターの引地博之さん(当時、現在はハーバード大学公衆衛生大学院研究員)らの研究グ…

この記事は有料記事です。

残り2039文字(全文2316文字)

今なら最大2カ月100円! キャンペーン実施中! 詳しくはこちら

イチ押しコラム

無難に生きる方法論
全国高校サッカー決勝で闘う青森山田と流通経大柏の選手=埼玉スタジアムで2019年1月14日

「スポーツは健康にいい」はどこまで本当か

 一般に、スポーツは健康増進につながると言われている。だがスポーツにもいろいろある。  ある説では、多くの動物の一生の心拍数は20…

超高齢化時代を生きるヒント
ノーベル医学生理学賞受賞が決まり、記者会見する本庶佑・京都大高等研究院特別教授(左から2人目)。オプジーボへの関心も広がった=京都市左京区で2018年10月1日

がん患者の最後の時間を奪う「悪質免疫療法」

 私があるご家族から相談を受けたのは、講演会が終わってすぐのこと。70代と思われるご婦人が声をかけてきて、こう言いました。「息子が…

旅と病の歴史地図
衆院法務委員会での外国人労働者の受け入れを拡大する入管法改正案の採決に対し、葉梨康弘委員長(中央)に詰め寄り阻止しようとする野党議員たち。右端は与党議員たちに賛成起立を促す自民党議員=国会内で2018年11月27日、川田雅浩撮影

外国人労働者増加時代に必要な“新感染症政策”とは

 マラリアは世界の熱帯や亜熱帯地域で流行している熱病です。病原体を持った蚊(ハマダラカ)に刺されると感染し、高熱、寒気、頭痛などの…

医をめぐる情景
 

巨人&小人化の幻覚「不思議の国のアリス症候群」

 ◇小説(童話)「不思議の国のアリス」(1865年) 白ウサギの後を追ってとんでもなく深い穴に落ちた少女アリスは、奇妙で不思議な冒…

人類史からひもとく糖質制限食

糖質含むカロリー制限食では糖尿病を防げない?

 福岡県久山町は、福岡市の東に隣接する人口約9000人の町です。九州大大学院のチームが1961年以来、40歳以上の町民を対象に脳卒…

Dr.林のこころと脳と病と健康

演技性パーソナリティー障害のうそが肥大する土壌

 ◇うそつきは病気か【5】 自分を実際よりよく見せるためにうそをつくのは、誰でもある程度までならすることです。ではそういう普通の人…

Dr.米井のアンチエイジング・セルフチェック チャートでわかる、あなたの機能年齢 北海道大学COI×医療プレミア