理由を探る認知症ケア

「快な時間」のヒントは必ず暮らしの中にある

ペホス・認知症ケア・コミュニケーション講師
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ネイルをしてもらう認知症の高齢者たち=東京都世田谷区で2018年2月14日
ネイルをしてもらう認知症の高齢者たち=東京都世田谷区で2018年2月14日

 Aさんは入浴目的でデイサービスを利用しています。でも実際には入浴を勧めてもなかなかお風呂に入ってくれません。施設の職員はあの手この手で誘うのですが、十中八九断られるので、いつも困っていました。

 私のところに相談に来た職員は「なぜ入ってくれないのかがさっぱり分からないのです」と嘆きます。そして「お風呂に入ってくれない理由をどう探ればいいでしょうか?」と尋ねました。

 十中八九ということは、まったく入らないわけではなく、たまには入浴するということですから、私は職員と…

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ペホス

認知症ケア・コミュニケーション講師

ペ・ホス(裵鎬洙) 1973年生まれ、兵庫県在住。大学卒業後、訪問入浴サービスを手がける民間会社に入社。その後、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、訪問看護、訪問リハビリ、通所リハビリ、訪問介護、介護老人保健施設などで相談業務に従事。コミュニケーショントレーニングネットワーク(CTN)にて、コーチングやコミュニケーションの各種トレーニングに参加し、かかわる人の内面の「あり方」が、“人”や“場”に与える影響の大きさを実感。それらの経験を元に現在、「認知症ケア・コミュニケーション講師」「認知症ケア・スーパーバイザー」として、介護に携わるさまざまな立場の人に、知識や技術だけでなく「あり方」の大切さの発見を促す研修やコーチングセッションを提供している。著書に「理由を探る認知症ケア 関わり方が180度変わる本」。介護福祉士、介護支援専門員、主任介護支援専門員。アプロクリエイト代表。